私の環境は、i7-9700 RTX2060ですが、起動直後で900～1100visits/sくらいです。(起動直後と落ち着いた状態では数値が大きく異なります)
https://pcfreebook.com/article/459993300.html
こちらのGPU比較サイトによると、それぞれのベンチマークスコア(3DMark)は以下のようになっています。
GeForce RTX 2060=19700
GeForce GTX 1650=9200
この倍率からすると、GeForce GTX 1650で200visits/sなら、GeForce RTX 2060だと428visitx/sくらいが妥当ということになり、900～1100visits/sはだいぶ速いということになりますが、これには理由があります。
最近発表されたKataGo-v1.5.0は、RTXやTesla-v100などのTensor coreとFP16をサポートしているGPUで動作させた場合、OpenCLバージョンの速度が約２倍になります。
従って、200visits/sは妥当な数値だと思います。
ちなみに、私の環境でもCPU使用率は30%程度です。(GPUのCUDAはほぼフル稼働しています)
Zen7やLEELA、CPU版のLizzieはCPU使用率が100%近くになります。

default_gtp.cfgのnumSearchThreadsの数値を大きくすると探索速度は上がりますが、強度(棋力)が落ちるので、benchmark testの推奨値を使用するのがよいと思います。

hope366　様　ありがとうございます。
基本的な勘違いをしていました。てっきり
opencl 版→CPU が律速段階
cuda 版→GPU が律速段階
と考えていました。これで、様々なスペックのマシンでの挙動の説明がつきました。　例えば、
1-グラボなしi7 860 で30visits/s
2-ファンレスのGeForce GTX 1650で、CPUには余裕があるのにGPU温度が８０度以上になり、再起動がかかる
などの挙動に対する説明です。
つまり、Katago opencl はCPUよりもGPUの能力側に影響されるようにプログラムが設計されているんですね。

先の回答の最後の１文が気になるのですが、探索速度が上がるが、棋力がそれに伴って上昇しない、というのも謎ですね。

律速段階という言葉は初めて見ました。あまり一般的な言葉ではないようですね。
コンピュータの世界では律速と同義語で「ボトルネック」が使用されるみたいです。
物事の一番遅い箇所、みたいな感じでしょうか。おかげさまで一つ勉強になりました。

探索速度に関してはより速いほうが棋力は上がりますが、numSearchThreadsに関してはより小さい数値のほうが棋力が高くなります。
numSearchThreadsの数値が大きいほうが棋力が高いというのであれば、benchmark testは必要ないということになります。
考えるまでもなく、numSearchThreadsを上限の数値にすればよいだけなので。

探索速度が低くなりすぎず、numSearchThreadsの値が大きくなりすぎないバランスの取れたところを見つけるためにbenchmark testがあるようです。
詳しく知りたい場合は、KataGoのIssuesをお薦めします。