私もやってみました。weight(net)20bで６回やってみて３回は碁苦労さんと同じ変化になりました。
２つ質問があります。
［sabakiのkatagoは熟考あり］とは何でしょう？
［lizzieの検討でも］Lizzieで７子局を再現する方法を教えてください。

KataGoは置き碁モード用のcfgファイルが別にあるので、7子局なら「KataGo(20b) Aggressive for WHITE」を使うべきと思います。ノーマルweightは互先で強化されたものなので、置き碁の打ち方は極端に言えば知りません。
左図はKataGo(20b) Aggressive for WHITE
右図はKataGo(40b) Aggressive for WHITE
でやってみたものです。ノーマルweightとは挙動が違います。

ノーマルというのはPDA=0で互い先モードだと思いますが、これだと10回中碁苦労さんの変化は0回でした。
通常7子局だとPDA=2.75ですが、これだと10回中碁苦労さんの変化は2回出現しました。

・katago-v1.4.5　最新20bネット
・持ち時間無し、秒読み3秒1回（1000visits/s前後)
・熟考なし

lizzieは通常互い先モードが適用されているので、sabakiのAggressiveモードとは挙動が違うと思います。
「sabakiで熟考あり」とはponderingEnabled = trueだと思いますが、これだと自分の手番の時もkatagoが考え続けるので、その関係で例の変化が多く出現したのかな？とも思ったのですが、ノーマルモードだとそんな激しい手は何回やっても打ってくる感じはしなかったですね。

Eba様
熟考はhope366様の言われている通りponderingEnabled = trueです
Lizzieで再現する方法は、単純に打った段階で保存しでLizzieで開いて検討をしてみただけです

Aggressiveは置き碁用という認識だったのですね、、、、katagoは標準が置き碁用だと思ってました
こちらが弱いと認識して最善ではなくても変化の多そうな着手を選ぶぐらいの認識でしたが

白の着手5はLizzieでの検討でもトップ１０にも入らないくらい勝率の低い着手のはずなのですが
それが多く採用されていたのでなんらかのバグなのかなって思ってしまって

hope366
内側のコゲイマに来る確率は１０回のうち４-５回程度なのですが
その後コスミ付け後ほぼ１００％変化画像の進行になってしまう

最終バージョンにする前のほうが強かったように思うのですが
以前は上位から着手を選んでいて、最終バージョンだとトップ１０くらいから着手を選んでいるイメージ、、、、

sabakiのエンジンサイドバーを見ても細かい数値は何を指しているのかは不明ですが
おそらく一番右のは探索数だと思うのですが１０番目の一番探索数の低いものを採用している

Aggressiveでなくてノーマル状態で普通に強かったのでなにが原因か知りたくて

以前のメガパックにダウングレードって可能だったりするんですかね？

囲碁AIは互先で強化されていますので、７子局で打つならKataGoしかないと言っていいでしょう。
メガパックの前のバージョンを持っているなら、現在のをアンインストールして、関連フォルダを削除して、前のを再インストールすればいいと思います。

https://github.com/wonsiks/BadukMegapack/tree/9d3231b1ed28a68809ef5dbf324119f4a28501fb
このページに、少し前のバージョンであるv4.3.200615があります。
Google driveではエラーになりましたが、Mega cloudからダウンロードできました。
他の以前のバージョンについてのページも残っていますが、ダウンロードできるかどうかは分かりません。
しかし、katagoに関して検証したいのであれば、katagoとkatagoのネットを個別に落としたほうが楽だと思います。

katagoのAggressiveモードに関しては、seventeenさんやlightvectorさんとやり取りしたことがあり多少知識があります。
Aggressiveモードはそれ専用のweightが使われているということではなく、cfgファイルのPDA(PlayoutDoublingAdvantage)で調整できるようになっています。
デフォルトでは、ハンディキャップゲームでのみPDAが発動するようになっています。
PDAは-3～3が適用されますが、-3が最も守備的で3が最も攻撃的です。
4子局の白番はPDA=2、7子局の白番はPDA=2.75からスタートしますが、白がポイントを稼ぐたびにこの数値は小さくなっていきます。

デフォルトの状態だと、攻撃的になるのは常に白番だけということになります。
黒番を攻撃的にさせることも可能ですが、cfgファイルのパラメータを調整する必要があるので面倒です。
この手間を省けるようseventeenさんが用意してくれたのが、KataGo(20b) Aggressive for WHITE(BLACK)だと思います。
これは置石やスコア差に関係なく、常にPDA=1が適用されるようになっています。

碁苦労さんはノーマルモードを使ったと思われますが、添付されているGTPコンソールの画像にはPlayoutDoublingAdvantage: 2.75とあります。
これは相当攻撃的なモードだということです。
逆にEbaさんが示した添付図は、どちらもPlayoutDoublingAdvantage: 1となっています。

つまり、エンジン名を見る限りではノーマルよりAggressiveのほうが攻撃的だろうというのが常識的な推測ですが、7子局のような置き碁ではノーマルのほうがはるかに攻撃的だということになります。