私の環境（RTX2080）での結果も同じになりました。分析した局面は図の通りです。
lizzie改良版のKataGo-Opencl版とTensorRT版ともGPUのクロック数が1875MHzくらいから1725MHzになりました。最初は1800強、盤面全体の探索が進むと1800弱になるようです。
lizzieyzyは分析オンにして５秒くらいは1800MHz強を維持しますが、それ以降は1200MHz前後になりその後は低い状態のままになります。
lizzieyzyを分析オンにしたままlizzie改良版を起動すると、GPUのクロック数は1800MHz強になり、その状態が続きます。lizzie改良版をオンオフしても変わりません。

Ebaさん
検証して頂き有難うございました。今のところ私とEbaさんの二人だけですが、他の人の環境でも同じような結果になる可能性が高いのではないかと思っています。
開発者のyzyrayさんによれば、このGPUクロック数が下がるという現象は公式のlizzie0.7.4でも発生したらしく、発生しなかったのは私のlizzie改良版とkaorahiさんのpatched-0.7.4だけだったそうです。
そこで、lizzie0.7.4以降山積みになっている数多くの修正コードの中にヒントが隠されているのではないか？ということで数多くの検証を行った結果、それらしきものをついに見つけたようです。
テスト版を私の環境でも検証してみたのですが、少なくとも5分程度はGPUのクロック数が下がりませんでしたのでうまくいった可能性が高いと思われます。
それと、zip形式でのリリースとKataGoのCPUバージョンは次のリリースで実現できるようです。dm.dllは削除しても同期機能が損なわれないようにすることが可能とのことで、次回リリースでは削除される可能性が高いと思われます。
日本語化については、ソースコードが通常のlizzieに比べて複雑で大量にあるため現状では難しいとのことです。

hope366さん、このGPUのクロック数が下がらないという現象は、結局のところ良いことなのか悪いことなのかどちらでしょうか？
lizzie0.7.4以降にたくさんのPull requestsがあったわけで、そのどれかの影響だとしたらプログラム的には悪いことなんですか？

それとは別件ですが、lizzieyzyの特徴についてhope366さんが雑談掲示板にお書きになった内容を「他AIの導入方法」のlizzieyzyの項目に書き加えたいと思います。

＞hope366さん、このGPUのクロック数が下がるという現象は、結局のところ良いことなのか悪いことなのかどちらでしょうか？

GPUへの負荷が高ければそれだけ寿命が縮まると思いますので、人によって意見が分かれるところだと思います。
私は数秒後にクロック数が落ちることに不満を感じましたが、逆に最初の数秒だけ高くなることに不満を感じる人もいるかもしれませんね。

（追記）dm.dllについてですが、削除しても起動はしますが、同期機能のメインであるFoxWQ、Tygem、SinaへのFastSyncの機能が使えなくなるそうです。次回のリリースではdm.dll無しでもこれらの機能が使える可能性が高そうです。

＞lizzie0.7.4以降にたくさんのPull requestsがあったわけで、そのどれかの影響だとしたらプログラム的には悪いことなんですか？

以前、公式のlizzieでGTPコンソールに関してIssuesへの投稿がありました。
https://github.com/featurecat/lizzie/issues/777
この問題に関していくつかの修正コードがあり、その中の一つが今回の問題を解決する為の鍵となっているみたいです。
しかし、開発者のyzyrayさんをもってしても、何故（どのうように）そのコードがGPUクロック数に影響しているのかはよく分からないそうです。

ちなみにSabakiでは、エンジンの考慮中はずっとGPUのクロック数は高い状態を維持しています。また、ベンチマークテストの最中も高い状態を維持しています。
私としてはこれが当たり前であり、最初の数秒間だけ高くてその後突然低くなるというのはどうしても不具合と感じてしまいます。この不具合を解消してくれるのですから上記の修正コードはプログラム的には「良いこと」だと個人的には認識しています。