最初の手紙 |
アーク
おまえのうわさが私のもとにとどいた。
あれからもう10年、早いものだ。
ミルマーナの精霊から聞いているだろう
人の歴史が終ろうとしているのだ。
我々を救う「聖柩」はスメリアにある。
しかし、その力を手に入れる為には
この世界を形作るさまざまな精霊達の
了解を得なくてはならないのだ。
しかし彼らの多くは人に裏切られ
心をとざしている。
おまえには、精霊を欲望にみちた者達から
救い出し
精霊にもう一度心を開かせる役目を
果たして欲しい。
確かに私は一度は人間というものに
失望したが、
やはりそれでも
人間はすばらしいものだと思っている。
おまえのこれからの旅の助けになる
古の伝記は、トウヴィルのおくの
オルニス丘のストーンサークルに残され
ている。
突然、死んだものとばかり思っていた父親
からこのような手紙が届くことで
おまえ自身もとまどうであろう。
これが手紙などではなく、じっさいにおま
えを目の前にして伝え、共に行動できれば
どれほどすばらしいことだろう、と私は思
う。
しかし、私には私の役目があり
これはお前にたくされた運命なのだ。
自らの力で道をきり開いてくれ。
愛する我が子へ。
父より
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2番目の手紙 |
「次の精霊はグレイシーヌに」
アークよ、この手紙を果たしておまえが手
に入れてよんでいるだろうか?
敵は私たちが行動を始めたのに
気付いているようだ。
今後お前に連らくを取るのはますます
難しくなるだろう。
私は手紙を今後もここに送り続ける。
おまえも時々見に来てくれ。
ところで光の精霊から石を受け取った
ようだな。
次の精霊はグレイシーヌにいる。
急いで出発してくれ。
アークへ
父より
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3番目の手紙 |
「次の精霊はニーデルに」
アークよ、地の精霊から石を受け取ったよ
うだな。
ということは、7人の戦士も
集まっているのだろう。
彼らと力を合わせてこの戦いを勝ちぬいて
くれ。
次の精霊はニーデルにいる。
武闘大会に参加するのだ。
その先に精霊との出会いがある。
これは私からのおくり物だ。
これを使って大会を勝ちぬいてくれ。
と言いたいところだが、
この石は1つだけでは何の効果もないらし
い。
残りの石を見つけることができれば、
あるいは何かとほうもない力が
手に入るのかもしれない。
あと大会の主さい者のロクトールには気を
つけるように。
アークへ
父より
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4番目の手紙 |
「次の精霊はアリバーシャに」
アークよ、おまえはもう3精霊と出会い、
そして彼らの石を得た。
石はすなわち彼らの意志だ。
そして、おまえにもこの世界の
姿が見えてきたであろう。
わたしたちを追い込んでいるのは、
わたしたち自身なのだ。
次の精霊はアリバーシャにいる。
そこには、水の精霊を守り続ける
サリュ族という一族がいる。
彼らを助けて、水の精霊を守ってくれ。
アークへ
父より
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最後の手紙 |
「最後の精霊はスメリアに」
アークよ、
最後の精霊は、
スメリアのパレンシアにいる。
そしてそこは、邪悪な欲望の集まっている
場所でもある。
心して向かってくれ。
5大精霊の石を集めた後におまえの運命が
大きく動くであろう。
決してくじけず立ち向かってくれ。
アークへ
父より
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