【結晶光学論集】 ツァイス中央工房・刊


<総論>
   導力技術研究の現在

<各論>
 1.クオーツ境界面での導力特性の研究
 2.無欠陥結晶を用いた高出力導力銃の研究開発
 3.析出欠陥による干渉場形成の統計的予測
 4.低導力圧下での翼列形状と推進効率の関係
 5.導力貯留式輪列による機械式計算の高速化

<総論> 導力技術研究の現在
 《導力革命》以後の50年間、中央工房は導力技術
の革新に努め、様々な応用方法を編み出してきた。現
在では当工房の研究成果は社会のいたるところで利用
され、産業の発展に多大な貢献を果たしている。
 しかしこうした華々しい成果の一方で、基礎研究分
野は忘れ去られてきた。《導力》とは、そして《導力
器》の根本的な動作原理とは何なのか。こうした極め
て根源的な疑問に対する我々の知見は、十数年前から
進歩していないに等しい。
 技術研究の社会的評価がゆるぎないものになった今
こそ、我々は基礎に立ち戻るべきであろう。