リベール通信第2号

【特集】迫る! ルーアンの市長選挙
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◆2名の候補者 垣間見えるルーアンの課題◆
 ダルモア前市長の逮捕を受けて行われることになっ
たルーアン市長選挙。クーデター事件の影響で先送り
となっていたが、先日ついに公示を迎えた。
 立候補したのは実業家のノーマン氏と港湾の責任者
news2-1
早くも選挙ムードの街
ポルトス氏(届出順)。共に明確
な支持基盤を持つ候補者同士の一
騎打ちとなった。ルーアン市民が
未来を託すのはどちらか――白熱
する選挙戦の模様をお伝えする。

【観光事業推進派 ノーマン候補】
 リゾートホテル《ブランシェ》のオーナーで、早く
から観光業の発展に尽力してきた。もちろん、公約の
要点は『観光の活性化』。「第三次産業が今後のルー
アン経済の屋台骨を担う」との同氏の主張には賛同者
も多い。

【港湾事業維持派 ポルトス候補】
 港地区の現場主任であり、ダルモア市政の頃から港
湾施設の維持管理を訴えて来た。公約は『港湾事業の
維持』。地域経済の基盤の建て直しを主張する同氏の
意見は、港湾区の労働者を中心に支持を集めている。

◆有権者たちの声◆
 現在のところ意見は真っ二つに分かれている。観光
業の盛んな北街区ではノーマン候補が優勢、港湾区で
はポルトス候補が有利と、はっきりした対立の構図が
浮かび上がっている。

◆どうなる? 選挙の行方◆
 両陣営とも堅固な支持基盤を持つため、今後は相手
陣営の切り崩しが争点となる。ノーマン候補有利との
見方もあるが、まだ十分に逆転が考えられる形勢だ。
どこまで反対派を取り込めるのか――両候補のしれつ
な戦いは投票前日まで続く。

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【社会】魔獣の脅威 その増大について
 王国軍の報告によると、ここ最近リベール各地で魔
獣の凶暴化、および新種の出現が確認されているとい
う。直接の原因は不明で、地下に眠るといわれる七耀
脈の周期的な活性化、惑星直列による影響、太陽の異
常活動などなど、様々な未知の現象へと結び付ける仮
説が百出しているが、いずれも論拠は乏しい。
 王国軍も引き続き原因の究明にあたるというが、こ
の現象が解決される見通しは薄い。街道を通行する際
にはくれぐれもご用心を。

【社会】カシウス准将、作戦本部長に
 王国軍に新たなトップが誕生した。人事部はモルガ
ン将軍に代わってカシウス・ブライト准将(同日付け
で大佐から昇任)の作戦本部長着任を発表。新体制が
王国軍をどう導くのか、カシウス准将の手腕に期待が
集まる。

【外交】不戦条約、調印式はリベールで
 不戦条約の調印式はリベール国内で執り行われるこ
とが確定的となった。当初は3ヶ国の中間地点も検討
されたが、保安上の理由で断念。帝国・共和国間の確
執を考えれば、この決定は妥当な着地点といえよう。

【技術】各所で配備の動き 新型戦術オーブメント
news2-2  王国軍だけでなく導力器にも世
代交代の波が到来か。エプスタイ
ン財団が開発した新型の戦術オー
ブメント(写真)が急速な広まり
を見せている。
 スロットの数は1つ増えて7個、従来のクオーツと
の互換性はないが、強力な新型アーツが使える点が遊
撃士らに評価されているという。各地の工房もすでに
新規格に対応した機材を用意している。こちらも新旧
交代が一気に進みそうな気配だ。