【特集】ルーアン市長選 ノーマン候補が当選! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆新市長にノーマン氏◆ ついに投票日を迎えたルーアン市長選。ルーアン、
氏の当選が確定。激しい戦いが繰り広げられた選挙戦 は、ノーマン氏の勝利という形で幕を下ろした。 ◆ノーマン新市長 「港湾事業も重要」◆ 観光業の未来を訴え、見事当選を果たしたノーマン 新市長。公約通り観光業を活性化する施策を打ち出し ていく方針だが、当選後のインタビューでは「港があ ってこその観光事業」と慎重な姿勢を示した。実業家 の同氏がこれからどのような市政運営を見せるのか、 港湾事業への対応はその試金石になるかも知れない。 ◆敗れたポルトス氏 全面協力の構え◆ 惜しくも敗れたポルトス氏だが、今後は港湾の責任 者として新市長を支えていく決意を表明。支持者同士 の小競り合いが起こるまでに激化した対立を少しでも 修復する考えだ。港湾設備に詳しい同氏の助言は、市 政に新たな視点を与えてくれるものと期待される。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【社会】迫る調印式 王都は生誕祭以来の賑わい 不戦条約の調印式がいよいよ来週末に迫った。各国 来賓の集う式典とあって注目度も高く、王都には季節 外れの観光客が押し寄せている。北街区の一等地に立 つホテルには連日予約が殺到、昨年の生誕祭以来の活 況に嬉しい悲鳴をあげている。飛行船公社によると諸 外国からの旅行者も例年以上となる見込みで、時なら ぬこの賑わいは調印式当日まで続きそうだ。 【社会】王国軍 エルベ離宮に警備本部を設置 条約調印式の会場となるエルベ離宮に王国軍主管の 警備本部が設置された。昨日午後には警備を指揮する シード中佐も着任。調印式の終了まで、魔獣の掃討や 関係者の警護などの保安上の任務を遂行する予定だ。 【国際】条約締結の背景 クロスベル問題 エレボニア帝国とカルバード共和国の中間に位置す るクロスベル自治州。この大陸中部では貴重な七耀石 産出地を巡って、両大国が過去に幾度となく衝突を繰 り返してきた。両国の最後の武力衝突以降、同地方は 自治州として政治的中立を保ってきたが、近年の導力 技術の発展、七耀石の需要増に伴って問題は再燃の兆 しを見せていた。 女王陛下が不戦条約の締結を急がれた背景には、こ のクロスベル問題があったといわれる。今回の条約に ついて安全保障上の効力を疑問視する声もあるが、大 陸西部の安定を包括的に眺めた場合、その協議過程を 通じ帝国・共和国間で意見の交換が行われたことは少 なからぬ意義がある。条約の締結は平和を約束するも のではない。それを足掛かりとした対話の継続、そし て相互の信頼関係の構築こそが、これから平和を作り あげていくのである。 【社会】小誌に脅迫状 『条約関連記事差し止めよ』 王都西街区にある小誌編集部に、不戦条約に関連し た記事の差し止めを求める脅迫状が届いた。編集部で は直ちに王国軍および遊撃士協会に報告。今のところ 具体的な事件には発展していないが、すでに関係機関 によって調査が開始されている。 |