『いにしえの民を訪ねる』デュシス地方のドークス沖にある真実の島。 そこには『青の民』と呼ばれる古代人の遺跡が眠っている。 『青の民』についての文献はほとんど残されておらず 今ではその名を知るものすら少ない。 分かっていることも、ごくわずかで 彼らが今のエル・フィルディンをしのぐ高度な文明を築いたこと その後いずこともなく姿を消し去ったことのみである。 彼らが姿を消し去ったのは ガガーブ暦が始まる前後であったとされているが それも確証のあるものではない。 かつてガガーブ周辺で強権を誇った 騎馬民族、『赤の部族』の文献の一節に 『青の民』について記されている。 それによれば、彼らが音の作用を利用して 強大な力を扱ったと記されているが それ以上のことはやはり不明である。 今では真実の島などの遺跡に その高度な文明の面影をうかがい知るのみである。 |