本棚の本
『バルドゥスの神宝』
かつて、光の神バルドゥスは
闇の神オクトゥムを地中深く封じ込めた。

その際、バルドゥスは自らの魂を
6つに分けて精霊神ドゥルガーに託したという。
その6つに分けた魂こそが神宝である。

 無限なる叡智を秘めたる神の頭、カベッサ

 逞しき神の胴、クエルポ

 俊敏なる神の右足、デレピエ

 雄々しき神の右腕、デレブラ

 大地を耕し、人を育みし神の左腕、イスブラ

 音立てぬ神の左足、イスピエ

このうち、カベッサのみは我が教会に伝わっているが
他の神宝の所在については一切不明なのだ。

分かっているのは
神宝を託されたドゥルガーとその眷族は
そのまま眠りについたということだけである。

眠りについた精霊たちと神宝を探しだすべく
我が教会は長年にわたり、捜索を続けているが
いまだ手がかりすら見つかっていない。