第5章 1幕『人の責務』 人はいつから罪を背負ったのだろう。 おお、私を盲目の羊と呼ぶな。 幸福を求める旅人は、いつしか罪人となったのだ。 第5章 2幕『技の民』 固く口を閉ざし、記憶の中に留め給え。 すべての人が忘れても そなたたちだけは、そのわけを留めよ。 第5章 3幕『器を継ぐもの』 海に沈めよ、海原の塔を! 水底に沈め、水底の歴史とするがいい。 沈めし器は儚き夢の墓標ならん。