本棚の本
《郷土の資料1 大蛇の背骨》
北方にそびえる、巨大なこの山脈は
『大蛇の背骨』と呼ばれている。

世界を北へ抜けようとすれば
必ず、この長大な山脈によって行く手を阻まれる。

数多くの冒険家たちが『大蛇の背骨』をこえるべく
その峻険なる峰に楔を打ちつけてきたが
登頂に成功した者はいない。

故に世界の果てとも言われる
『大蛇の背骨』の向こうが
実際にどうなっているのかは不明である。