ポケットに5のペアがあり4枚目に5が落ちてスリーカードになったので楽な展開。しかも6枚目でフルハウスになって無敵と思っていたら、、最後に4枚目の5が来た。見た目はなんでもない手なのでポットもでかくなっておいしかった。
しかも、ここは4カード以上の手を作るとボーナス(プログレッシブ)があるので、5の4カードで$66もらった。(^^)
それから10ゲームくらいした頃、再びTのペアがポケットに来て、今度は4枚目、6枚目にTが来てまたまた簡単に4カードができた。できる時はこんなもの。こんどのプログレッシブも$68と似たようなものだったけど、金額の問題ではない。もらった後プログレッシブの表示を見ると$20に下がっていたのでこれが基本額らしい。
<深夜のポーカールーム>
ラスベガスの安いレートのポーカールームは実にさまざまな人がやって来る。下手な人、うまい人、さまざま。時間つぶしにちょっとプレイしている人とか、腕試しという雰囲気の人も居るが、概してポーカーを楽しもうと日本で言えばパチンコをするような感覚で来る人が多い。年齢も職業も人種・性別もさまざまな人とプレイしていると時の経つのを忘れる。
最初にチップを買う(buy in)金額も人によりさまざまである。1-2-4-8-8などの低レートのところでは$40からbuy inできるが、ちょっとうまい人はたいてい$100買う。しかし中にはミニマム$40を買う人も居て、こういう人はチップが少なくなると$20とか少額の買い増しをするのだが、たいていは下手である。2時間も保たず帰っていくことが多い。(笑)
中にはルールのあやふやな人も居て、チップが足りずオールイン状態になってポケットに手を突っ込んで金を出そうとした人、プレイ中にポケットから高額チップを取り出して注意される人など、実にさまざまである。
こうした人たちと長時間ポーカーを深夜までやっていると、下手な人が次々と飛んで抜けていき、新しい人も来なくなって、うまい人ばかりが残ることになる。
上で書いたツイていた夜、こんなにツイているならと朝まで7スタッドをやったときがそんな状態だった。テーブルの6人は、私と、けっこううまいおっさん、堅いプレイでなかなか負けないおじさん、プロかもしれない黒人の男とインド系の男に、思い切り下手な若い男だった。この若い男の下手なプレイを見るたびに左隣の黒人の男が私に目配せするし、右隣のインド系が小声で悪態をつくしで、若い男が可哀想だった(もっともおいしいとも言えるが^^)。1時をまわった頃に若い男が2度目にrebuyしたチップを無くして帰っていくと、しばらくしてけっこううまいおっさんが「もう寝ないと」と言って倍になったチップを持って帰っていった。残った4人の中では私が一番下手かもしれないと緊張しながらプレイしていると堅いおじさんがいつの間にかチップを無くして$100rebuyした。なんで無くなったのかよく分からない。その後CallingStation(なんでもコールしてついてくる人)になったところをみると、どうやら勝てないので切れてしまったらしい。このおじさんがプロ2人の餌食になって飛んで帰ったあと、残りが私とプロだけになって「ヤバイ」と覚悟したとこに車椅子に乗ってふらふらしているお年寄りが入ってきたので助かった(笑)。午前4時頃のことである。
このお年寄りも昼間のメンバーに入ればそんなに下手ではないが、残った我々から見るとかなり甘い。お年寄りが入ってきたときにプロ2人があからさまに嬉しそうな様子をして私にも目配せしてきた(笑)。一応私の腕も評価されていたらしい。
その後は誰がお年寄りからむしるかといった競争になり、今までならプレからレイズしないのに「俺にやらせろ」みたいなレイズ合戦になった。お年寄りが気の毒だが、時には良い手が入ってまくったりして、けっこう一進一退のプレイを続けたとこはさすがである。この状態で朝方になってもう1人男が入ってきた。インド系の知り合いらしいが、これが映画の「ラウンダーズ」に出てくる師匠のプロそっくりな雰囲気の奴で、この男は先のプロよりも別格という感じだった。このメンバーの中では、この師匠、インド系、黒人、私、お年寄りという順番であろう。
こんなメンツに囲まれて1時間ほどやったが実に良い勉強になった。1-5の7スタッドみたいな低レートで、このようにうまいメンツとプレイできるのはある意味幸せでもあったが、飛行機の時間が迫ってきたので泣く泣く中断した。チップはプロたちが入ってきてからそれまでに儲けた分を少し減らしたが勉強代と思えば安いものだ。またこんなメンツとやりたいものである。(^^)