キャント・ストップ
Can't Stop (Parker Brothers, Franjos/Sid Sackson)
 81年ゲーム大賞ノミネート

「キャント・ストップ」は自らの運の限界を挑戦できる、優れたダイスゲームです。非常に飾りっけはありませんが、それだけ面白さは保証できます。まさにやめられない興奮が、このゲームには潜んでいます。

これはは4個のさいころの目を2個ずつに分けて、2から12のそれぞれのコラムを1つずつ進ませていき、相手より早く2から12まであるコラムの頂点に到達するべく、狙ったダイス目を出し続けるゲームです。

2や12などは少ないマス数ながら4回出せばゴールインですが、最も出やすい6,7,8あたりはゴールするのに13マス近くも要します。このあたりは確率に準じた難易度が設定されていますが、あくまでもこれはダイス運なので、出目によっては確率をふっとばす場合があります。このあたりはどうなるか誰にも予想は出来ません。

自分の手番に進ませる事の出来るコラムは3つまででも、途中で止めて足跡を残してもいいのが特徴。ただどのコラムも進ませられないと足跡ごと消えてしまう。最終的に3つのコラムを制したら勝ちです。
またキャントストップルールという、3つともコラムを進ませたら、必ず先に進まなくては行けない(途中で止められない)というルールが効いています。

もっと行けるだろうと限界を挑みたくなる好ゲームですが、思わぬ目が出てしまっても、決して自分の運の悪さを嘆かないように。
人数:2~4人、所要時間:30分、戦略性:2、難易度:1、 \4500