5人麻雀 |
[五人麻雀第1ルール] 麻雀牌は、通常の136枚に春夏秋冬の4枚を加え、140枚でプレーします。 春夏秋冬の花牌は、それぞれを区別せず、どれもが「花牌」であるとして扱います。 五角形のテーブルがなければ、ちょっとやりにくいのですが、うまく5人でテーブルを囲みます。洗牌をして、各自14幢ずつ積みます。 14幢×2段×5人=140枚 ですから、丁度です。 親を決め、ダイスを2個振ります。(場所決めは、東南西北花のつかみ取りでいいでしょう) 親は東です。1度振りで、親は自分から反時計回りに数えて当たった場所の端からダイスの目のところで開門し、4牌ずつ取って いきます。4人麻雀と原理は同じです。 東 南 西 北 花 ダイスの目 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 配牌は13枚で、親もいわるチョンチョンをせず、1枚だけ取ります。全員1枚ずつ取って13枚ずつになって初めて、親は第1自摸をします。 ドラは、最後の牌の上を明けて表示牌とします。つまり4人麻雀では王牌は14枚ですが、5人麻雀では2枚なのです。 こうすると4人麻雀の平均自摸数17牌に対して、5人麻雀は15枚となり、遜色はありません。 最後の2牌を残して誰もあがらなければ流局です。 以下のルールはほとんど4人麻雀のルールを準用できます。 相違点を述べます。 まず、1場は5局からなります。一荘は、東場,南場,西場,北場,花場の5場からなりますから、全部で25局です。連荘はなしですが、 それにしても長いので、5分の2荘か、5分の3荘やればいいでしょう。 点数は次のようにします。 まず親子の区別をしません。親があがっても子があがっても子の点です。また誰かが自摸っても親は倍払うことはありません。 いわゆる幺一式です。これで4人麻雀の点数がそのまま準用できます。親のメリッットもリスクもないので、五人麻雀では連荘は なしにしています。 ノーテン罰符は、場に2400点と考えます。 つまり、1人聴牌4人不聴なら、4人が600点ずつ払い1人は2400点貰い、 2人聴牌3人不聴なら、3人が800点ずつ払い、2人が1200点ずつ貰い、 3人聴牌2人不聴なら、2人が1200点ずつ払い、3人が800点ずつ貰い、 4人聴牌1人不聴なら、1人が2400点払い、4人が600点ずつ貰います。 役満も少し変わります。 五喜和があります。ウーシーホーと発音すればいいでしょう。東南西北花の全部を刻子と対子で集めます。例を示します。 東東東南南西西北北北春秋冬 ←これで聴牌、南と西の双ポン待ちです。 大役満にしてもいいでしょう。 国士無双も少し変わります。特別に雀頭が要りません。 東南西北19一九(1)(9)白発夏 ←これで聴牌、中待ちです。 大役満にしてもいいでしょう。暗槓にもあたっていいとしましょう。別名「十四幺九」です。 小四喜や普通の国士無双(十三幺九)は、満貫でいいでしょう。字一色は少しやりやすくなりそうです。混一や全帯もほんの少し やりやすいかな? 裏ドラをつけたければ、ドラ表示牌の裏で決めればいいでしょう。 槓をした場合は、次の自摸順の牌を自摸ります。自摸順がずれることになります。槓ドラはもちろんありません。槓をしても 全体の自摸数には変化がありません。自分の自摸が増えるので得かな? 嶺上開花もあるし、符も増えるしね。 四風子連打は、最初の4人が同じ風か花を切れば流れとします。倒牌(いわゆる八種九牌)は認めません。字牌が多いので。 四家和は流れです。五人立直も通れば流れでいいでしょう。四開槓は流れませんが、五開槓はどうしますかね。 (とりあえず槓はいくらしても流れないとしておきます) [五人麻雀第2ルール] 五人麻雀が初めてプレーされてから5年たつが、よく聞く意見に次の二つがある。 1.親の特権がないのは麻雀らしくない。 2.場に2400点というのは4人ノーテンだと1人600点で小さい。 1.の方は、現行の4人麻雀と同じ配点で、2:1:1→1:1:1:1 つまり 2+1+1=1+1+1+1 となるところが奇麗なので捨て難い。 例えば、2,6・1,3 が 1,3通しになり、満貫が4千・2千の8千点が2千通しの8千点になるのは面白い。 とは言え「麻雀と言えば親」と言った通念も抜き難いものがある。そこで次のようなルールを考えた。 名付けて「子の自摸は2割得ルール」: 通常の幺二式4人麻雀のように、親(荘家)は自摸られたら2倍払い、あがったら1.5倍もらえるように戻す。 すると栄和はそのままの支払い=受け取りで済むが、問題は自摸和である。次のようにする。 まず親の自摸和は子が4等分して支払う。麻雀の点数は4の倍数だから2翻もどせば支払いの点が算出できる。 例えば親満は12000点だから3000点通しとなる。親の自摸のみ1500点は、1440→720→360 と2翻戻して切り上げれば、 400点通しと分かる。 子の自摸和は、2:1:1:1にする。つまり2割増える。例えば5200点を自摸あがりすると 2600,1300,1300,1300で 6500点となる。満貫を自摸ると10000点となる。ちょうど子の満貫と親の満貫の中間ぐらいになるわけだ。 もちろん、麻雀の点数は5の倍数だから5で割って2:1:1:1にする手もある。子の満貫自摸を親は3200点、 子は1600点払うことになる。 しかしさすがに計算はちょっと面倒だ。6人麻雀だと仕方がないから5で割ることにしようと思うが、5人麻雀ではこの 「子の自摸あがり2割得ルール」を提案したい。なお、当然「親のあがりは連荘」である。 2.の方は、場に3600点にすれば解決する。一人ノーテンはきついが。 一人ノーテン 3600点×1人 → 900点×4人 二人ノーテン 1800点×2人 → 1200点×3人 三人ノーテン 1200点×3人 → 1800点×2人 四人ノーテン 900点×4人 → 3600点×1人 現行の五人麻雀のルールを第1ルール(タイプ1)、上記の1.2.を採用したルールを第2ルール(タイプ2)として、 しばらく第2ルールを試してみたい。 五人麻雀第2ルールの標準のゲームの形態を考えてみた。 まず点数は27000点持ちの30000点返しとしたい。五人麻雀の方が四人麻雀より若干支払いが細かいので、点棒は多い方がよい。 これでもトップ賞(オカ)は、15000点つく。 トビやヤキトリはなしだが、好みによってつけてもよいだろう。事前に決めておく。 場は「東南回し」としたい。これでも最低10局だから、連荘は親のあがりのみにして、ラス親のあがりやめを認めたい。 つまり、親は聴牌していても罰符は貰えるが、輪荘となる。ラス親があがれなければ終局であるし、あがっても終了を 宣言すれば終局である。 積み符は1本につき400点となる。ウマも好みによってつけてもいいが、3位のプレーヤーは出入りなしである。 もっとも上から、+10,+5,-3,-5,-7 などとしても面白いかも知れない。2位は勝ち、3位は負けという感覚で、 浮き沈みは関係ない。 半荘という言葉は使えないので、不便である。そこでこの「東南回し」の1巡を「1ゲーム」と呼びたい。 [五人麻雀第0ルール] 五人麻雀のもう一つの方法は、牌のデュプリケーションを増やすという手が考えられる。欠点は牌が2組必要だということだが、 2組さえあれば点棒なども補充できて都合がいい。 第1及び第2ルールは必要なのは花牌4枚だけなので、普通のセットでもできるのが長所だ。ただし点棒としてチップなどを補充 しないとなるまい。 第0ルールでは他のセットから全ての牌を1枚ずつ合計34枚を持って来て170枚でプレーする。同じ種類の麻雀牌の方が美しいが あとで分けるのが大変なので、違う種類の牌でもよいだろう。花牌は用いない。 配点のルールは第1ルールのようにしても第2にしてもできるが、複雑になるので、第1ルールのように親の特権はなしとしておく。 大きく違うのは王牌で14枚残す。槓ドラもつけることは可能だ。 ドラ表示牌は後ろから3枚目でなく4枚目とする。槓や檎(キン)が多く嶺上牌が不足するようならもっと後ろを明け、槓ドラなしでも よいだろう。 檎について説明する。 ある同種牌を2枚持っていて3枚目が出て鳴くのがポン、 ある同種牌を3枚持っていて4枚目が出て鳴くのがカン、 ある同種牌を4枚持っていて5枚目が出て鳴くのがキン である。 これは大明檎だが、手牌に4枚持っていて5枚目を持って来てキンする方法もある。これは暗檎である。 大明檎や暗檎の場合、嶺上から2牌補充してから1枚切る。 小明檎もある。これは既に明槓しているところに5枚目を持ってきてする加檎(チャキン)で、嶺上から1枚補充する。 さらに中明檎というのもある。これは明刻に手牌から2枚加えて檎子にするもので、嶺上から2枚補充する。 符は、幺九牌の暗檎が64符、明檎が32符、中張牌の暗檎が32符、明檎が16符である。 檎の場合にドラを増やすとしても1枚でいいだろう。 この第0ルールだとポンが二人同時に起こることがある。上家優先(頭撥ね)である。 考えたら暗檎にも大小がありますね。 大暗檎は手牌の5枚を公表するもの。 小暗檎は暗槓をしているところに5枚目を持って来たもの。 暗槓からの明檎も考えられるが、これはなしとする。 六人麻雀の桾(クン)は相当複雑になりそうですね。でも明暗二つにうまく分けられそう。 一般的に次のように呼びます。 コン・・・同種牌を8枚にする行為。「根」128~512符。 ケン・・・同種牌を7枚にする行為。「検」64~256符。「権」でもいいね。 クン・・・同種牌を6枚にする行為。「桾」32~128符。 キン・・・同種牌を5枚にする行為。「檎」16~64符。「槿」でもいいね。 カン・・・同種牌を4枚にする行為。「槓」8~32符。 オン・・・同種牌を3枚にする行為。「榲」2~8符。ポンとも言う。 エン・・・同種牌を2枚にする行為。「櫞」0~4符。あがりのときのみ。 ウン・・・同種牌を1枚にする行為。「?」0符。国士のあがり。 イン・・・上々家から食って順子を作る行為。「?」大吃とも言う。 アン・・・上家から食って順子を作る行為。「?」小吃とも言う。 五人麻雀の場合、王牌は2枚だけです。四人麻雀では王牌は普通14枚ぐらい残しますね。 五人麻雀で槓をした場合は、次の自摸牌を嶺上牌の代わりに自摸ります。槓ドラは増えません。 |
6人麻雀 |
正六角形の卓と通常の牌136枚に他の牌から2牌ずつ34種の68牌合計204枚を使ってやります。 チーは二人前からもできます。二人同時にポンがあったら上家優先です。(ポンのアタマハネ) カンの上にキンというのがあります。 4枚持っていて5枚目を持って来たときに「キン」と言ってさらし2牌補充する「アンキン」と、5枚目が出たときに「キン」と 言ってさらし2牌補充する「ミンキン」と、既にカンをしてあるあとに1枚加えて1牌補充する「チャキン」(小ミンキン)とがあります。 風牌が困ります。東南西北白発を風としました。中は一元牌になります。 本当は花牌を加えるといいのですが、春夏秋冬も梅蘭菊竹も5枚はないので困るのです。4枚で我慢してもらうか、土用、百塔などの 牌を探してくるかですね。 五人麻雀第0ルールだと、ポンが同時に起こり得るが、六人麻雀の第0ルールだと、ポンとカンが同時に起こる。 一人がAA、もう一人がAAAと持っているところに6枚目のAが切られたら、同時にポンとカンが起こり得る。 この場合、カンを優先することにする。したがって「ナキ」の優先順序は以下のようになる。 (優先)ロン>カン>ポン>小チー>大チー (非優先) |
7人麻雀 |
正七角形の卓と、通常の136牌に、他の牌から3牌ずつ34種102枚を加え、合計238枚でやります。 チーは二人前からもできます。 二人以上同時にポンがあったら出した人の右隣に近い方が優先です。 同じ牌4枚そろえるカン、5枚そろえるキン、6枚そろえるクン、7枚そろえるケンとあります。 同じ牌を6枚もっていて2面子に使うこともできます。 風は東南西北白発中となります。 発見というほどのこともないのですが、 3人、5人、7人という奇数人数系の麻雀ではいわゆる「チョンチョン」ができないという性質があります。 4人、6人、8人という偶数人数系の麻雀では親はチョンチョン(跳板というのかな?)をすることになります。 ただし4人でチョンチョン、6人でチョーンチョン8人でチョーーンチョンという感じになります。 [史上初!七人麻雀小説(笑)] 麻雀のナキのルールには、ポン優先と発声優先とがある。 競技麻雀などでは発声優先で、故意の妨害をしないようになっているのが多いと思うが、巷ではそうでないのも多い。 とある雀荘(どこだ?(笑))での七人麻雀の様子。 東家がドラの3筒を切った。 東家「エイッ! 一番濃いところ、3ピン!」 西家「おっ、カン3ピンが出た、チー!」 南家「悪いな、こっちもカン3ピンで小吃だ。チー!」 北家「じゃあ鳴いておくか、ポン!」 白家「悪いな、大明槓だ。カン!」 中家「じゃあ、カン3ピンであがっておくか、ロン!」 発家「悪いな、3ピン単騎で頭撥ねだ、何せラス牌だからな、ロン!」 |
8人麻雀 |
実はまだやっていませんが、正八角形の卓もあるので、8人そろえば八人麻雀も可能です。牌は二組272枚を使います。 8人いて牌が二組あったら2卓立てればいいじゃないかなどという野暮は言いっこなしです。(笑) ケンの上にコンと言って同種牌8枚集めるナキもありますが、まあ実現は不可能でしょう。 風は東なら東が二人います。東東南南西西北北と座ります。 7人麻雀までやってみたが、人数が増えるほどナキの弊害が出ることがはっきりした。つまり順番がどんどん飛ばされて しまうので、みんなでナキまくるという訳だ。 これに対しても二つの考えがあって、第一にそれでも面白いじゃないかという容認型がある。第二にナキを制限しようという 制限型がある。 ナキの制限は4人麻雀のチーを考えればよく分かる。ふつうチーは左隣りからしかできない。これが制限である。 6人麻雀以上ではポンなども制限できた方がいいかも知れない。 左隣り、いわゆる上家を1とし、時計回りに2,3,・・・と番号を振る。4人麻雀では対面が2、下家が3というわけだ。 4人麻雀の制限をこの書き方で表してみよう。 ナキ 1 2 3 チー 可 不 不 ポン 可 可 可 ロン 可 可 可 これを8人麻雀に応用して8人麻雀の制限型ルールを表示する。 ナキ 1 2 3 4 5 6 7 チー 可能 不可 不可 不可 不可 不可 不可 ポン 可能 可能 不可 不可 不可 不可 不可 カン 可能 可能 可能 不可 不可 不可 不可 キン 可能 可能 可能 可能 不可 不可 不可 クン 可能 可能 可能 可能 可能 不可 不可 ケン 可能 可能 可能 可能 可能 可能 不可 コン 可能 可能 可能 可能 可能 可能 可能 結局ポンは左二人からしかできないということになる。 クン以上は8人麻雀でも稀だろうから、結局強い制限になると思う。 |
N人麻雀 |
五人麻雀の第0ルールを作ったのは、一般N人麻雀のためである。 人数 使用牌 チー ポン カン キン クン ケン コン 一人麻雀 34枚 不可 不可 不可 不可 不可 不可 不可 二人麻雀 68枚 可能 不可 不可 不可 不可 不可 不可 三人麻雀 102枚 上家から 可能 不可 不可 不可 不可 不可 四人麻雀 136枚 上家から 可能 可能 不可 不可 不可 不可 五人麻雀 170枚 上二人から 可能 可能 可能 不可 不可 不可 六人麻雀 204枚 上二人から 可能 可能 可能 可能 不可 不可 七人麻雀 238枚 上二人から 可能 可能 可能 可能 可能 不可 八人麻雀 272枚 上二人から 可能 可能 可能 可能 可能 可能 九人麻雀 306枚 上三人から 可能 以下サンまで可能 一般にN人麻雀のナキの優先関係は以下のようになる。 (劣後)大チー<小チー<ポン(正しくはオン)<カン<キン<クン<…<ロン(優先) 例えば17人麻雀(笑)で、キンとコンとクンが同時に起これば、コンだけが認められる。 同じ例えばサンが同時に二人(以上)から起こったら、上家優先である。 現在、五人麻雀では頭撥ね(上家優先)ルールを採用している。 一般的に3人以上の全ての第0ルールでこのルールにしようと考えているが、いわゆる「ダブロン」ありでも面白い。 もっとも五人麻雀だと、ダブルロン、トリプルロン、クァドプル(ダブルダブル)ロン、とあって最後のクァドプルロンは 「四家和」(スーチャホー)で流れとしたい。 [呼称] 1人麻雀(頭は塔子でいいことにしましょう)から9人麻雀あるいはそれ以上まで、N人で34×Nの牌を使ってやる麻雀を それぞれ「N人麻雀の第0ルール」と統一して総称します。 |
3人麻雀 |
[3人麻雀第0ルール] いわゆるサンマは普通一色を2~8まで32枚を抜く。 それに対して第0ルールの3人麻雀は34種の麻雀牌をそれぞれ1牌ずつ34枚抜き去る。デュプリケーションが4でなく3になるという ことである。(同じ牌が3枚ずつしかない) 当然 槓は、できない。 いわゆるサンマはチーができないが、このルールでは4人麻雀のように左隣り(上家)からのみできる。ポンはだれからでもできるが、 当然いわゆる二ナキはできないことになる。 ドラ表示牌は5人麻雀第1,第2ルールのように最後の牌を開ける。嶺上牌が不要だからである。海底牌はその直前になる。つまり 王牌は2枚だけである。 「北」は抜きドラではない。面子を作ると1翻つく。 あがった点数は普通と同じで、親は1.5倍となる。自摸られた場合の支払いは二人で折半になる。いわゆる親かぶりはない。 何度も実戦してみたが、この新サンマ(三人麻雀第0ルール)は面白い。 その理由は、 1.三人なので回りが早い。 2.三人なので大ざっぱに言って3回に1回はあがれる。 3.聴牌が速い。(ような気がする) 4.他人の手が読め、キメの細かい麻雀ができる。 5.いわゆるサンマのようにはインフレでない。 6.手作りが楽しめる。 7.メンツを集めるのが簡単。 などです。本当に面白いですよ。 |
2人麻雀、1人麻雀 |
[2人麻雀、1人麻雀] 麻雀の第0ルールを追求してみる。 2人麻雀は、68牌だけを使ってやる。カンはもちろんのこと、ポンがない。というより、刻子はできないということだ。 王牌は2枚だけ。場に2000点、1本場につき200点。ダイスを振って奇数が出たら自分の山から、奇数が出たら対面から取り始める。 第0ルール汎用ルール 1.N人麻雀はN人でプレーする。(笑) 2.N人麻雀は N×34 枚の牌を用いる。 3.親の第一切り牌から(ナキなしに)N枚風牌が連続して 切られたら流れる。 4.N人が立直したら、最後の立直者の捨て牌が通った時点で流れる。 5.N-1人が同時にロンの場合は流れる。 6.親は常に東家になる。 7.親はシャイツを2個振り、自分を1として反時計回りに数え、 該当する山の(積んだ人から見て)右端からシャイツの目の数だけ 残して配牌を始める。その最後の牌を表にしてドラを決定する。 8.王牌は2牌とする。 二人麻雀だけの汎用ルール例外規則。 汎用ルールから考えると、二人麻雀は二人立直がかかったら流局のはずだが、それではあまりに味気無いので、 二人ルールだけ特別N人立直を続行と認める。 一人麻雀は、34枚の牌を自分で洗牌し、積んでシャイツを振り、14牌取って来てから摸打を繰り返し、聴牌までの早さを 争うとしたものにできる。待ちは必ず単騎で、あがることはできないが、聴牌を目的とするなら可能だ。 これはまさしく一人遊びで、聴牌までの巡目を争う。同じ巡目なら点数の高いほうが上となる。 [史上初! 一人麻雀小説 (笑)] ショーイチは一人で洗牌し、17幢積んでシャイツを自分の山にぶつけた。もっとも自分の山以外に山はない。 2ゾロが出た。一人麻雀では何が出ても自分の山だ。右から4枚目を明けてドラを確認する。八萬が見えたから九萬がドラだ。 4枚ずつ3回配牌を取る。チョンチョンを縦にして14枚の配牌を見た。 ショーイチは息を呑んだ。それはこんな配牌だった。 東一二三九一二三一二三七八九 ドラ九 風萬萬萬萬筒筒筒索索索索索索 萬 一人麻雀は聴牌すればいいのだから殆ど天和といっていい形だ。 ショーイチは興奮して東をつまんで卓に叩きつけた。 立直! その瞬間、ショーイチは思わず叫んだ。 「しまった! 流れてしまった。」 |