死活が苦手な人は多いと思います。読むのは面倒なものなのですが、囲碁は石が死んだら終わりなので、どうしても死活の勉強はかかせません。
私がお薦めしている勉強方法を書いてみます。
1、自分の棋力より5つくらい下の詰碁の本を読む
2、5分考えて解けなければ解答を見る
3、そうして全問を見たら最初から繰り返す
4、全問を一目で解けるようになったら、次に本を逆さまにして問題を見る
5、こうして全問が解けるようになったら、少しだけ難しい問題を解く
これを続ければいつのまにか実戦でも死活に強くなっているはずです。
死活に自信がないと実戦では心配で手を入れることになり、それは一手パスと同じことなので、相当な損です。
詰碁の本を逆さまに見る以外に左右から見るとまた違った景色になります。
碁盤上の石の配置は上下左右の4通りプラスその反転で合計8つの形になるので、1つの形だけ覚えていると、違う配置の場合まごつくことになります。
実例として8通りの配置を掲載します。(この詰碁の解答は「自作詰碁集」をご覧ください)
1つの配置で解けても違う配置になると別の問題のように見えませんか?
このように違う配置で解ければ本当に読めた(解けた)ことになります。
2021秋 江場