発陽論は江戸中期1700年頃に、当時の名⼈碁所であった四世井上因碩(道節)によって完成されたもので、その難解さから現在でもプロ棋士を目指す者にとって、必読の書とされています。
このうちの1題を仲間と検討していたところ、仲間の一人が新しい変化を見つけ、プロに褒められたというものです。 その詰碁は、本因坊秀哉監修の書には『劫之図』に収録されていますが、もともとの原著には『活之図』に収録され「白先劫活」と書かれているものです。 秀哉監修の書では以下の手順で劫になると解説されています。 https://igo-kids.com/pk/pk.php?s=451758172536861&g=0-0-9 これについて桑本晋平七段が白9のときに上辺に黒10と下がる手を研究しています。 https://www.youtube.com/watch?v=uNDtvtYwmrA&t=31s この変化の中で、仲間の一人が黒10に白11と右辺を切る変化を提案しました。 https://igo-kids.com/pk/pk.php?s=8131758172383131&g=0-0-0-1 これはコウの取り番が白となる上に、スッキリしています。 そのため、桑本七段の Youtubeチャンネルにコメントしておいたところ褒められたという経緯です。 |