1、はじめに スロットなどのマシーンが置かれていないカジノは無いほど、全世界のカジノで遊ばれているマシーンゲームは、今ではカジノの収益の5割以上を稼ぐ稼ぎ頭となっている。 スロットが初めて登場したのは1905年、サンフランシスコでドイツ系移民のチャールズ・フレイによって発明されたとされる。初期のスロットマシーンはコイン1枚賭けで機械操作により回転し、配当もおとなしいものであったが、1920年にジャックポット(大当たり)が加わり、1963年になって複数のコインを賭けられるようになって賭博性が向上した。現在では複数のマシーンをオンラインで結び、ジャックポットが出るまで結合したすべてのマシーンに投入された金額を累積する、いわゆるプログレッシブマシーン(賞金累積型マシーン)が登場している。 このためしばらくジャックポットが出ないと賞金は増大し、日本の新聞でもときおり掲載されるほどの多額のジャックポットが出現することになり、人々の射幸心をさらに高めている。 2、スロット プログレッシブマシーン以外にも数多くのタイプがある。賭け金も5¢、25¢、1$から、中には1000$賭けのマシーンまで登場している。 スロットマシーンの配当率(いわゆる出玉率)は90%~95%と、概して他のテーブルゲームに比べれば悪い。しかしながら他のゲームのように遊び方を覚える必要もなく簡単に遊べるので、このゲームにハマる人は多く、せっせとカジノに貢いでいるのが現状である。 なお、国または地域によっては観光客が高配当を当てた場合、税金を徴収することがある。ラスベガスの場合、$1200以上の配当に対しては、非居住者は州法によって配当の30%を源泉徴収される。これにより、さらにスロットマシーンの配当率は下がることになる。 3、ビデオポーカー ビデオポーカーは日本ではおなじみのドローポーカーをゲームマシーン化したものである。コインを入れてボタンを押すと画面上にカードが5枚現れるので任意のカードをチェンジして高い役を作るのを目的とする。
このゲームはマシーン類のなかでは唯一配当率が100%を超えるゲームである。いや正確には超えるマシーンもあると言い換えなければならない。どれがそういうマシーンかを初めての人が見抜くのはたいへんなので、以下に配当がわりあい良いマシーンについて配当率をまとめてみた。
そのマシーンの手役の配当表を見るにはマシーン名をクリックしていただきたい。なお、同名のマシーンでも配当表がこれと違うマシーンも存在する。その場合の配当率はおおはばに異なるので注意が必要である。例えば DOUBLE BONUS POKERの場合、フルハウスの配当が50から45に代わるだけで、配当率が 100.173% から 99.107% に激減する。 なお、この配当表はマシーンに表示してあるので、確かめてから遊ぶべきである。 上の表から分かるように配当率が100%を超えるマシーンはかなりある。しかし変動率が大きいものはトータルではプラスでも短期間には変動幅の中で大損する可能性を秘めている。よって、この中でお勧めできるのは ALL AMERICAN POKER、DEUCES WILD、JACKS OR BETTER、PICK'EM POKER であろう。JACKS OR BETTERと PICK'EM POKERは配当率が100%以下であるが、ビデオマシーンではカジノによってキャッシュバックがある。長時間遊んでポイントが貯まれば通常 0.33から 0.5%のキャッシュバックがもらえるので、これを考慮すれば100%を超えるのである。(キャッシュバックの率については各カジノのプレイヤーズクラブの説明書に書いてある) ただし、カジノ業界は日進月歩であるから、常に新しいマシーンが登場している。ここで紹介したものがすべてではないことをご了解いただきたい。 さて、注意すべきは、上の表の配当率はそのゲームマシーンを最適戦略でプレイした場合のものだということである。これはゲームごとに異なるので、それぞれの最適戦略を覚える必要がある。以下の表に主なゲームマシーンについて、最適戦略をまとめてみた。
なお、ビデオポーカーを最適戦略でプレイするための練習ソフトが市販されている。Bob Dancer Presents WinPoker version 6.0がそれで、このページの各表のデータはここから引用した。 |