麻雀の会 in NAGOYA
土日に2つの麻雀の会に参加した。一つはここでも紹介している浅見了氏提唱の「純麻雀」の会。今年から毎月定期的に会を運営し、成績も集計する予定だそうな。私はまだ自分の麻雀に自信を持てないので(永久に持てないかも^^;)非登録会員として参加させていただいた。登録した会員はノータイムでのプレイが前提とされ、少しでも考えようものなら非難の視線が飛んでくる。その点、非登録会員のままでいれば時間制限も気にしなくていいし、何よりも登録会員を沈める喜びもある。これはこれで楽しいかも。(笑)
いや、ま、冗談です。そのうち登録して脂汗を流すことになるでしょう。
もう一つは北京オリンピックの年に麻雀の世界大会を開催するということで、中国が政府肝いりで提唱している国際統一ルールを日本でもやってみようという会。「中国麻将」の会というべきかも。
純麻雀の会
ルールを見ればお分かりのように日本では一般的なリーチ麻雀から偶然性を極力排除し、競技性を追求したものである。0翻で600点、1翻で1500点、2翻で3000点などの点数は親も子も区別は無い。点数よりも順位を重視するので、序盤に失点しても目標は常にある。ただし、順位を逆転するに絶望的な点差になってはどうしょうもないが、こういうことは少ない。
皆さんも興味があれば参加されたらいかがでしょう。当日は東京、大阪からわざわざ参加してきた人もいた。
申し込みは浅見了さんのサイトにどうぞ。
中国麻将の会
国際統一ルール(現時点で中国はそう呼称しているが、日本や欧米の麻雀とはまったく異なるので中国統一ルールというのが順当と思う)は上がり役の多さと振り聴上がりOKなどで日本麻雀とはまったく別物である。慣れないと上がりの最低点数8点をクリヤするのに苦労する。
当日は大阪から中国麻将の普及に尽力されている奥脇さん(健康麻雀大阪谷町校校長)が来られ、いろいろ指導していただいた。
やってみると、麻雀と言っても日本麻雀とは別のゲームであると理解すれば、これはこれで面白かった。ただ、以下に示すように日本麻雀の打ち方が身に付いているとかえって良くないことを痛感した。
問題は上がれる点数8点を手役に確保することである。
例えばタンヤオ平和(ピンフ)をすれば日本ならリーチをかけてドラがあれば満貫となるが中国ルールでは2点+2点=4点しかない。あと4点をどこかで作らないといけない。もっとも門前で自摸れば4点なのでタンピン自摸で8点あるのだが、喰ってしまうと自摸は1点しかない。それにどちらも出上がりでは8点に届かない。
もっとも辺張でも間張でも単騎でも上がった形が平和なら平和なので、それぞれ1点が加わる。また字牌を使わなければ1点なのでタンピンで間張なら2点+2点+1点+1点=6点となる。さらに門前なら2点が加わるから、これで8点とはなるが、両面なら7点どまりであるし、喰っては8点には届かない。8点が如何に高い目標であるかお分かりになると思う。
ただし、順子の組み合わせによる役が多いので、平和を作ればかなりの高得点となる。以下はその例である。
この手は10点である。
内訳は字牌なしの1点、平和の2点、二色同順(234筒+234索)の1点、3種の数位が1つずつ繰り上がった形(234索+345万+456筒)の6点。もしも辺張や間張ならさらに1点が加わる。
80種余もある役を覚えるのは大変なので、上がれる手でも「はて?何点だったか」と考えているうちに順番が来てしまう。慣れれば選択肢が多いので手作りの面白味もあるのかもしれない。
以下の手。私は全帯幺か三色をすることしか頭に無かったが全帯幺だけでは4点+無字の1点=5点しか無い。このとき奥脇さんが後ろに来て、「九万が出たのでポンしてこれを切りましょう」と一万を指さす。半信半疑で言うとおりにした。
答えは6~9までの数牌だけで作る役があったのである。この役は12点なので十分すぎる点がもらえる。
このように役によって手作りが大きく変わってくるので、この麻雀を本格的に極めたいと思うなら日本麻雀を忘れてしまう必要があると思う。私は日本麻雀を捨ててまで中国ルールを覚えたいとは思わないが、興味のある方はご連絡ください。奥脇さんに紹介させていただきます。
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