ポーカー(10) in LAS VEGAS

7月11日にラスベガスのオーリンズホテルで第3回世界ポーカープレイヤーズ年次総会(Third Annual World Poker Player's Conference)があり、日本からもJPPAの人たちを中心に何人か参加したので私も参加することにした。
会場にはポーカーの雑誌やインターネットサイトで名前くらいは知っている有名人がごろごろ居た。
今年の5月に来日したLinda JohnsonとJan Fisherにもまた会えて歓迎してくれた。


JPPA専務理事のbluejay氏と東日本理事のdoyle氏。
bluejay氏の顔の広さと精力的な活動が無ければ今日のJPPAは無い。日本ポーカー界の重鎮である。

総会の模様
しばらく聞いていたがほとんど何を言っているのか分からなかった(笑)

オーリンズホテル2階のイベントフロア廊下
ポーカーのコーナーは1階からこの2階のイベントフロアに引っ越していて、広大な部屋の中で数十のテーブルが稼働していた。



オーリンズホテルでは総会の翌日からオーリンズオープンと称してさまざまなポーカートーナメントが7月末まで開催された。
私は以前から言っているようにトーナメントよりライブのほうが好きである。しかしラスベガスでストラドル杯をやるというので、これには参加した。このミニトーナメントは渡米した日本人の他に世界チャンピオン(複数)を含む高名なポーカープレイヤーも参加してくれて総勢21人であった。これもbluejay氏の顔の広さの所以である。写真を撮ったつもりがカメラの不調で写ってなかったのが残念。
私の結果はというと、、、(笑) たぶん16,7位くらいかも。早めに飛んでリタイアし、その後マンダレイベイホテルに戻ったので結果は後で知った。
その結果は1位:robert varkonyi(去年のWSOPメインチャンプ)、2位:jan fisher(ご存知JPCチャンプ)、3位:bluejay、4位:mark tenner(CPCのビジネスパートナー)であったそうな。
私が飛ばされたrobert varkonyi(気さくなタイプのお兄さんであった)が優勝したということで、ま、いいか。(^^;)
念のため、私が飛んだ状況を言うと、まったく手が来ず、ずっと我慢していた私に初めてAKoが来た。アーリイのrobertが$1500打ったので(種目はノーリミットホールデム)私ともう一人sano氏がコール。場に69Qが落ち、3人ともがチェック。ターンでAが落ち、robertが$2000ベットし、フラッシュ目もストレート目も無いので、私が倍にレイズ、sano氏が降りて、robertがオールイン。残りチップが$1200くらいしかなかった私はしかたなくオールインコール。開けてみたら彼の手はQQであったという・・・。(^^;)
それまでにもプレでスチール気味にレイズしていたrobertの手がATなんかだったので、今回もそうだろうと見くびったのが敗因と言えばいえるけど、まあ相手は去年の世界チャンプなんだから当然の結果ということなんかな? 彼と名刺交換をしたのでいい記念にはなったかも。


今回は宿泊しているマンダレイベイのポーカールームで7カードスタッドばかりやっていた。ホールデムのテーブルに座ったのはスタッドテーブルが解散したため仕方なく座った1回だけである。

<気の毒だったこと>
マンダレイベイでは4カード以上の役にはボーナスがある。初日に座った7カードスタッドで立て続けに4カードが出た。私の両隣のおっさんだったので、そのうち私にも来るかと思っていた矢先、AAAが来た。つまり隠れた2枚がAで表になった1枚もAという理想的な状況。(^_^)
当然打ちまくったけど、最後まで3カードのままだった。通常はこれで最後まで行けば負けなのだが、この時は勝てたのでまあいいか。(笑)

ところでプログレッシブボーナスはポットが$20以上ないと成立しない。
あるとき私の右隣のおっさんと私がヘッヅアップになったことがある。2人だけなのでポットも少ない。でも私が打って彼がコールという展開でポットもそれなりに膨らんできた最後に彼が$2打った。私が降りたのを見て彼が舌打ちして開いたのが4の4カード。ディーラーがあわててポットとレーキを数えたけれど$19。(^^;)
ディーラーもプログレッシブボーナスが成立すればチップを貰えるから必死に数えなおしたけど、やはり$19。(笑)
おっさんが「お前、フラッシュじゃなかったのか」と聞いてきたけど、わたしゃ1ペアしかなかったし、彼に2ペアが見えていたので降りたと言ったら頭を振って残念がっていた。そう言ってくれたら$2をコールしてやったのにな。(笑)

<楽しい会話>
私は英会話はできない。できないと言ってもポーカーで使う基本単語は分かるし、テーブルで使われる英語はだいたい理解できる。
あるとき向かいに座っているサラリーマン風のおっさんとヘッヅアップになった。
彼の手のオープンカードは
2C5S6HKD

私の手はずっとTペアで、最後にQを持ってきてQとTの2ペアになった。それまでは彼のチェックに私が小刻みにベットする展開だったので、最後も$3賭けた。そしたら彼がレイズ、メイク$8と言ってきた。
さすがにQの2ペアでは勝てないだろうと降りたけど、ちょっと悔しいので "you got straight ?"(ストレートだったのか?) と聞いてみた。
彼はウィンクして頷いたが、横にいたおっさんが "No , he got deuces"(いんや、彼は2のペアだ) と言ったので笑ってしまった。
こういうコミュニケーションもポーカーの醍醐味ではある。言葉が分からないからと黙々とプレイしていると、勝っていればまだしも負けてきたらストレスが貯まる。(笑)
そういえば、これもある時、近視なのか遠くのカードが見えないらしい女性が居た。私のオープンカードが何か聞いてきたので "Possible straight, or Possible flash, or Possible 4 cards" と言ったらみんなが笑っていた。オープンカードにペアなんか無かったからだが、実際は私は3カードだった。(^^;)

<ポーカールームのメンバーその後>
ポーカーその9でも紹介したマンダレイベイのポーカールームのメンバーさんにまた会った。
ディーラーの制服を着ていたので昇格したようだ。挨拶したら彼も私を覚えていた。
最近ディーラーになったけど、カードのディールは特定の時間帯だけやらせてもらえるらしい。名前はクリス。日系人というか、子供の頃にアメリカに来たらしい。私の名刺を渡したら喜んで、私のサイトも見てみると言っていた。この報告も読まれるカモね。(笑)
がんばってほしいものである。


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